摘みでまた失敗 (2010年4月)
水指で摘みを木で作り、中心に穴を開け、そこに麻紐を通し、裏側へまわした。
裏で紐を広げて接着していたのだが、通した紐がピンと伸びた状態ではなかったので、外れはしないが、固定が不十分だったのだろう。
蝋色作業中に、摺りの拭き取りで脱脂綿が摘みの根元にくっついて取れないのに気づいた。
ピンセットで何とか取り除くと、根元の上の方に亀裂。木部が折れたことになる。
根元に麻紐を巻きつけ、糊漆で固める。
はみださないように塗るため、どうしようかと悩む。
板刷毛の一部を割いて、麻糸で巻き始め、続いて細いラミー紐で縛ることで細身の刷毛ができないかと、、、、
こんな感じで塗れそう、、、
塗ったところを研ぐのにテープサンドペーパーを使うことを思いつく。
それまでは細長く、薄めの砥石を使っていたが、傷をつけそうで、、、
刷毛を隅に届かせる感じ(左手でカメラを向けているので、実際に塗っている状態ではない)。
あまりはみださないで塗った状態。
使っているうちに刷毛先が柔らかくなり、はみ出しが多くなってしまった。
3ミリほどを残して麻糸で縛り、先がぐらぐらしないようにする。