URUSHIの仕事 24 (2012.1.2−)

直前の記述へ(2011年12月31日)

最新の記述へ

ホームへ

1.2(月)

*小麦粉:米の粉=1:2を煮て糊を作り、それとほぼ同量の生漆を混ぜ、糊漆を作る。
*乾漆盛器、乾漆干菓子盆(M1,M2,F1,F2)、乾漆大皿の余分の布を切り取り、空研ぎ。

1.3(火)

*乾漆盛器、乾漆干菓子盆(M1,M2,F1,F2)、乾漆大皿・・・こくそで布目摺り。
(夕)布目摺りしてあったのを空研ぎ。
*盛器に3ヶ所浮きがあり、削り、こくそを詰めておく。
*片口を作ろうと、漆桶に粘土で口の形を付け、石膏を掛けてみる。
*金貝をさしこんで三つ割りになるようにはしたが、分離できるか???

1.4(水)

〔乾漆盛器〕蚊帳布貼り5枚目(身付きは6枚目)。
〔乾漆干菓子盆〕(M1,M2)目が細かめの麻布貼り5枚目(身付きは6枚目)。
(F1)目が細かめの麻布貼り5枚目。
(F2)蚊帳布貼り4枚目。
〔乾漆大皿〕蚊帳布貼り4枚目。
〔乾漆片口〕昨日の石膏雌型は底が抜けたりしたので、底はガラス板にし、粘土で隙間を埋める。
石膏雄型を作る。

1.8(日)

〔乾漆盛器〕目の細かめの麻布貼り6枚目(身付きは7枚目)。
〔乾漆干菓子盆〕(M1,M2)目の細かめの麻布貼り6枚目(身付きは7枚目)。
(F1)目が細かめの麻布貼り6枚目。
(F2)目が細かめの麻布貼り5枚目。
〔乾漆大皿〕蚊帳布貼り5枚目。
〔乾漆片口〕見た目で石膏を削り、形を作る。
*砥石の水研ぎで大体仕上げる。

1.14(土)

〔乾漆盛器〕目の細かめの麻布貼り7枚目(身付きは8枚目)。
*側面は布目が斜めになるように貼る。
〔乾漆干菓子盆〕(F2)目が細かくて、厚めの麻布6枚目。
〔乾漆大皿〕目が細かめの麻布貼り6枚目。
〔乾漆水指〕粘土原型を作り始める。

1.15(日)

〔乾漆水指〕粘土原型を作る続きをする。
*粘土が固く、水を含ませたタオルを載せておくと、少しは引き箆を引きやすくはなったが、なかなか作業が進まない。

1.21(土)

〔乾漆水指〕木曜に、粘土原型を作り上げ、石膏雌型取り。
金曜夜に見ると、石膏が一回しか掛かっていないところがあり、その付近に石膏を渡す。
今日、粘土を取り出すと、一ヶ所穴があいてしまう。
石膏を修正し、穴を粘土でふさぎ、石膏雄型取り。
〔乾漆盛器〕余分の布を切り取る。空研ぎ。布目摺り。
〔乾漆干菓子盆〕(M1)(M2)(F1)下地付け1回目。
(F2)布目摺り。
〔乾漆大皿〕型が、たまたま残った石膏雌型の底付近の形なので、一応の形を整えるため、平面定規を当て、その周囲に下地を渡しておく。
約1時間後に、アクリル平面定規を外し、身付きは布目摺り。
*型が無いとも言えるので、どうすれば良いか?

1.22(日)

〔乾漆水指〕石膏雌型を慎重に壊す。
昨日粘土で塞いだ跡が残ったが、削る。

アクリル平面定規に合わせて、端の形を直し、それに応じて狂った首付近を直す。
裏底の平面は、塗師屋刀で削って作る。
カリ石鹸、内側に水を満たし約20分、カリ石鹸。
三つ割りにして、石膏雌型を作る。

1.28(土)

*粘土原型を作るために、アクリルの引き箆などを作る。

1.29(日)

*盛器の高台の粘土原型・石膏雌型。
*水指の蓋の粘土原型・石膏雌型。

2.5(日)

*離型剤(アラビアゴム)塗り・・・片口・盛器の高台・水指(雄型)の身

2.11(土)

*離型剤(アラビアゴム)塗りで、昨日まで、厚過ぎで剥がれる所がかなり発生。
〔乾漆盛器〕高台用の石膏型に下地付け3回目。
*素地を下地で直そうとしている時、倒し、端付近の布が破れる。
下地で貼り、クランプで固定。
〔乾漆干菓子盆〕下地付け3回目。
〔乾漆大皿〕形の狂いを少し直した後、目が細かめの麻布貼り7枚目。
*乾漆片口・乾漆水指(雄型・雌型)に下地付け1回目。

2.12(日)

〔乾漆盛器〕高台用の石膏型に目が細かめの麻布(片)を貼る。1枚目。
*素地の側面用の形箆(引き箆)を作る。雄型に麻布を貼った分、少し大きくなっている。
下地を合わせた分だけ、下地を付け、引き箆を引く。
*昨日クランプで固定したところはくっ付いているようだ。
〔乾漆大皿〕(午前)余分の布を切り取り、空研ぎ。
(夜)布目摺り。
*乾漆片口・乾漆水指(雄型・雌型)に下地付け1回目。

2.18(土)

〔乾漆盛器〕高台用・・・蚊帳布貼り(3枚目)
素地・・・昨日まで、側面に下地をつけて、形直し。
〔乾漆大皿〕入り隅の内側になる山の形の足りないところに下地を盛る。
〔乾漆水指(雄型・雌型)〕今日までに平地に目の細かい麻布を貼り、空研ぎ、布目摺り、空研ぎ。

2.19(日)

〔乾漆盛器〕高台用・・・空研ぎ。(時間を置いて)布目摺り。
素地・・・側面に下地を刷毛付けし、引き箆を引く。
〔乾漆大皿〕下地付け3回目。
〔乾漆水指(雄型)〕目が細かめの麻布貼り1枚目。(平地は2枚目)
〔乾漆水指(雌型)〕蓋・・・目が細かめの麻布貼り1枚目。
身・・・溝に麻縄を下地で貼る。
*意味があるかどうか不明。
〔乾漆片口〕目が細かめの麻布貼り1枚目。

2.25(土)

〔乾漆盛器〕高台用・・・(朝)目の粗い麻布貼り5枚目。(夜)空研ぎ。
素地・・・側面に下地を刷毛付けし、引き箆を引く。(夜)空研ぎ・・・乾きは不十分。
〔乾漆水指(雄型)〕一昨日、麻布貼り2枚目。今日、布目摺り。(夜)空研ぎ。
〔乾漆水指(雌型)〕蓋・・・麻布2枚。今日、布目摺り。(夜)空研ぎ。
身・・・麻紐の周りを生める。(夜)空研ぎ。
〔乾漆片口〕麻布貼り2枚。今日、布目摺り。(夜)空研ぎ。

2.26(日)

〔乾漆盛器〕高台用・・・布目摺り。
素地・・・側面に下地を渡し、引き箆を引く。
〔乾漆水指(雄型)〕蓋・・・目が細かめの麻布貼り3枚目。
身・・・蚊帳布貼り3枚目。
〔乾漆水指(雌型)〕蓋・・・目が細かめの麻布貼り3枚目。
身・・・目が細かめの麻布貼り1枚目。
〔乾漆片口〕蚊帳布貼り3枚目。

2.29(水)

〔乾漆盛器〕高台用・・・昨日、蚊帳布貼り。6枚目。今日、空研ぎ。
側面・・・昨日、下地付け、引き箆。今日、空研ぎ。一部、不硬化。
〔乾漆水指(雄型)〕蓋・・・目が粗い麻布貼り4枚目。
身・・・月・火と空研ぎし、乾いた感じなので、布目摺り。
〔乾漆水指(雌型)〕蓋・・・目が荒い麻布貼り4枚目。
身・・・目が細かめの麻布貼り2枚目。
〔乾漆片口〕月・火と空研ぎ。布目摺りをするも、途中で下地が無くなり、そのままに。

3.10(土) 今日までの作業

〔乾漆盛器〕高台用・・・目の細かい麻布貼り7枚目。下地2回。500Wの投光機で熱処理を開始。
素地・・・側面に下地をつけて形直し。今日から、500Wで熱処理。
〔乾漆水指(雄型)〕蓋・身・・・目が粗めの麻布貼り5枚目。布目摺り。
〔乾漆水指(雌型)〕蓋・・・目が粗めの麻布貼り4枚目。目が細かめの麻布貼り5枚目。
身・・・2枚貼った麻布に浮きがあちこちにあり、削り取る。麻布片の貼り直しなど。
今日、目が細かめの麻布を貼る。結局、2枚目貼りになるのかも、、、
*全体を一枚の麻布で貼り、側面(内脇)に多数の切れ目を入れて貼る。
〔乾漆片口〕目が粗い麻布貼り3枚目。空研ぎ。

3.17(土) 今週の作業

〔乾漆盛器〕高台をこくそで取り付け、裏底から高台の底まで、目が細かめの麻布貼り。
布目摺り。
今日、高台の線の流れの狂いをチェックし、空研ぎor下地で盛る。
裏底に下地付け。
〔乾漆水指(雄型)〕蓋・身・・・目が細かい麻布貼り6枚目、7枚目。
今日、布目摺り。
〔乾漆水指(雌型)〕身・・・相変わらず布が浮き、部分的に貼り直したり、、、
今日、内底に麻布を貼る(3枚目か4枚目か?)。
〔乾漆片口〕布目摺りなど。
今日、裏底付近と注ぎ口付近に、目が粗めの麻布を貼る。5枚目。

3.18(日)

*朝、乾漆大皿・乾漆干菓子盆の熱処理(昨晩よりの)を止め、冷えてから水桶に浸す。
*昼下がり、石膏原型から素地を外す。
*朝から、乾漆盛器の熱処理を開始。
〔乾漆水指(雄型)〕蓋・身・・・下地付け、1回目。
〔乾漆水指(雌型)〕蓋・・・目が細かめの麻布貼り。6枚目。
身・・・空研ぎしなおすと、また浮きの音がし、削る。
目が細かめの麻布を内脇に6枚に分けて貼る。3枚目になるだろうが、浮き跡は2枚目か?
〔乾漆片口〕外脇や注ぎ口に、目が粗めの麻布を貼る。5枚目。

3.20(火)

〔乾漆盛器〕昨夜10時頃から朝まで、サーモスタットで調整しながら熱処理。
冷えてから、石膏雄型の内側に水を入れ、染み込ませる。
午後、石膏に溝を彫って、原型を壊そうとしたが、多少叩かないと剥がれそうにも無かった。
洗い、タオルで拭いてから、端などの麻布から出ている糸を切ったりする。
ガラス板の上に置く。
*小麦粉と米の粉を煮て、糊を作り、ほぼ同量の生漆と混ぜ、糊漆を作る。
〔乾漆水指(雄型)〕蓋・身・・・下地付け、2回目。
*朝から昼間で、身の側面を少しずつ熱処理すると、小さいふくらみ。
浮きではないし???
〔乾漆水指(雌型)〕蓋・身・・・布目摺り。
*身を空研ぎした感じでは浮きは無いようだが、、、
〔乾漆片口〕布目摺り。
*大皿にかなりの歪みができていた!
水に浸した後、重石をし始めたが、、、???

3.24(土)

〔乾漆盛器〕形をヤスリで削ってだいたい直す。
切り子地で形を作り直す。
〔乾漆水指(雌型)〕蓋・・・目が細かめの麻布貼り6枚目。
身・・・内底に蚊帳布貼り4枚目か5枚目。
*また1箇所に浮き、取り除き、部分的に貼りなおす。
〔乾漆片口〕裏底付近に目が細かめの麻布貼り。6枚目。
*水指の雄型の側面を少しずつずらしながら熱処理。

3.25(日)

〔乾漆盛器〕(午前)切り子地で形を作ったところなどを、ヤスリで研ぎ削り、形を直す。
(乾きが悪かったので、夜)平地の周辺部を昨日に続いて、切り子地付け。
昨日の反対側の山の形を切り子地で作る。
〔乾漆水指(雌型)〕(午前)空研ぎ。
(夜)中の目の麻布を内脇に6枚に切り分けて貼る。
〔乾漆片口〕側面に中の目の麻布貼り。
*もう手に入らない麻布なので、水指で端切れになったのを使う。
[乾漆小皿]石膏雄型から作った素地に、雌型から作った素地が嵌るようにヤスリで削る。
あまった切り子地で穴などを埋める。

3.31(土)

〔乾漆盛器〕形を揃える定規を作り、山の形とか切り込みの形を揃うように作り始める。

4.1(日)

〔乾漆盛器〕花弁の形に切込みを入れたり、出入りの形(山と谷)を大体ヤスリで削って作る。
切り子地で凹みを埋めたり、山の片側を盛るなど。

4.8(日)

〔乾漆盛器〕入り隅(谷)付近の形が痩せこみ気味に見えるので、垂直方向の引き箆を用意し、片側ずつ切り子地を付ける。今日まで、各2回ずつ。
〔乾漆水指(雄型)〕高台をつけようとすると、裏底と腰辺りの高さの差が大きすぎたので、麻縄を紙型の周囲に2周ほど貼る。
今日は、その外側に麻紐(太い)を3周ほど巻く。

4.14(土)

〔乾漆盛器〕外脇の形を整えるため、切り子地引き箆付け。
今日、内側を荒砥で水研。
見付け周辺に凹みが目立つので、下地で埋める。

4.15(日)

〔乾漆盛器〕外側を荒砥で地研ぎ。
*時間がなく、最後はあらあらと研いで済ます。
灯油で薄めた生漆を全体に吸わせ、布で拭き取る。

4.22(日)

〔乾漆盛器〕昨日まで主に小さめの荒砥で研ぐ。
昨晩、外側の中塗り。
今日、研ぎ直しや研ぎ込みを数時間。
内側から外脇まで、黒漆塗り。

4.30(月)

〔乾漆盛器〕土曜夜に裏側を黒で中塗り。
日曜夜に内側から外腰まで黒で中塗り。
今日、朝、錆を見る。
昼前から内側の中研ぎ(キング#1000、名倉砥)。
夕方までかかって、外腰辺りまで研ぐ。
ベンガラ朱を内側から外腰辺りまで塗る。

5.3(木)

〔乾漆盛器〕昨晩、裏側に黒塗り。
*ベンガラ朱、昨日の黒、ともに縮み!
静岡炭でベンガラ朱塗りのところを研ぐ。縮み跡、まだ残る。
黒に縮みを削ったところなどに錆をみる。
〔乾漆水指(雄型)〕昨晩、風呂桶の中に浸ける。
今朝、石膏雄型を壊し、素地を取り出す。

5.4(金)

〔乾漆盛器〕静岡炭で、残る刷毛筋を研ぎ潰そうとする(も、まだ残る)。
透き漆で小中塗り。
〔乾漆水指(雄型)〕高台付近に下地を付ける。

5.5(土)

〔乾漆盛器〕*昨日の塗り、乾いていなく、何度か湿り。
午後にかけて加湿を続けたためか、一部に縮み発生。
裏底付近を静岡炭で主に研ぎ、黒漆塗り。
*昨日に縮みで剥がれてしまったところに透き漆でつづくり。

5.13(日)

〔乾漆盛器〕昨日、外側の上塗(直し)。12℃、55%。
今日、内側の上塗。18℃、55%。

5.20(日)

〔乾漆水指(雄型)〕身の外側の盛り上がりが布貼りで消えているので、目印となる線をヤスリで削ってつけてみる。
素地の内側にアクリル定規を嵌めてみると、線をつけた位置がかなり狂っているところがあった。
〔乾漆片口〕外回りに目が細かめの麻布貼り7枚目をして、その後麻紐などで高台を作り出している。

6.3(日)

〔乾漆水指(雄型)〕身・・・蓋の懸かり受けを作るため、下地でラミー縄を貼る。
それをこくそ+下地で埋める。
(今日)端幅をかなり研ぎこむが、まだ太い感じ。
懸かり受けの形が整うよう下地を付ける。etc.
蓋・・・アクリル定規の上に置き、足りないところに下地をつけたりする。
摘みは丸い棒にラミー縄や紐を巻いて作っている。

蓋と固定するためにラミー紐を通している。
*余った下地で乾漆素地の形直しを時々してきている。

6.9(土)

〔乾漆水指(雄型)〕身・・・全体を大体研ぎ、リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
摘みを蓋に取り付ける。
裏側にラミー紐を引き出し、こくそで固定。

6.10(日)

〔乾漆水指(雄型)〕身・・・穴などのところを軽く研ぐ。切り子地で埋めるなど。
蓋・・・裏側の紐の段をこくそで埋める。端幅の広すぎるところを研ぐ。
〔乾漆干菓子盆〕花弁の重なり付近をヤスリで削るなど。
切り子地で形直しなど。
〔乾漆大皿〕定規を当てて、端幅の狂いを紙砥#80で空研ぎするなど。
切り子地で形直しなど。

6.17(日)

〔乾漆水指(雄型)〕身・・・内側を荒砥で研ぐ。外はキング#1000などで研ぐ。
内側の凹みを下地で埋める。
(少し時間を置いて)外側に透き漆を塗る。
蓋・・・裏側を研ぐ。裏側に下地を付ける。
〔乾漆干菓子盆〕花弁の重なり部分をヤスリで削る。表側を研ぐ。
表側(外縁周りまで)に透き漆を塗る。
〔夫婦椀〕内側に名前(蒔絵)や貝で模様をつけたりして、一度透き漆を塗る。
今日、外側を静岡炭で研いだりして、透き漆で小中塗り。
*乾漆に透き漆を塗ったのは、夫婦椀に塗るついでとして。

6.24(日)

〔乾漆水指(雄型)〕身・・・金曜日に内側から高台までベンガラ漆塗り2回目。
昨日、線の表現の変更をしてみる。その付近にベンガラ朱を指で塗っておく。
今日見ると、指で塗った感じのほうがよいので、花弁の線をそこまで広げてみる。
ヤスリ、小さい砥石、先の丸い棒状砥石などを使う。ベンガラ朱を指で塗っておく。
蓋・・・摘みの外回りの形がガタガタしている感じなので、下地を付け、ロクロを回す。

7.8(日)

〔乾漆水指(雄型)〕ベンガラ朱を塗っては、凹みや線を直したり、、、の繰り返し。
まだ荒砥を使うこともある状態だが、一部は静岡炭で研ぐことも。
蓋・・・昨夕、裏側。今夕、表側にベンガラ朱塗り。
身・・・昨夕、裏底に黒漆。今夕、内側から高台までベンガラ朱塗り。
*ゴムの吸盤から身が外れ、落下し、その部分、ゴミだらけに。
〔夫婦椀〕昨日午後、金蒔絵の名前のところを研ぐ。
今日、胴擦りしても金が光らないので、クリスタル砥石でもう少し研ぎだしてから、磨く。

7.15(日)

〔乾漆水指(雄型)〕*日華水銀朱黄口を主に、赤口を少し混ぜ、練る。古いのと混ぜる。
*黒田本朱を練り、古いのと混ぜる。
昨晩まで、黄口主の朱を外側(表側)に2回塗る。
今日、内側(裏側)に2回目の黒田朱を塗る。

7.16(月)

〔乾漆水指(雄型)〕黒田朱を塗ったところを大体研ぐ。
表側(外側)を研ぎ上げる。
明るい朱を表側(外側)に塗る。
*エアコンが故障したので、湿度調整をせずに塗る。
33℃、54%。
*黒田朱の乾きが異常に速いので、古い日華朱の本朱(赤口も混ざっているか?)と混ぜる。

8.12(日)

〔乾漆水指(石膏雌型より)〕昨日までに麻布貼り7枚目。布目摺り。
今朝、下地付け1回目。 今夕、下地付け2回目。
〔乾漆大皿〕素地に平面定規をガムテープで固定し、外縁周りを定規を引いて整える。
今日まで4回。
〔乾漆干菓子盆(石膏雄型より)〕表側に黒漆塗り。
〔紐胎〕内側に下地2回、外側に1回つけたのを空研ぎし、今日全体に薄めた生漆を吸わせる。

8.26(日)

〔乾漆干菓子盆(石膏雄型より)〕花弁の重なりの感じの所の形が面白くないので、削ったり、盛ったり、、、
〔乾漆大皿〕内腰付近の形を、先が丸いヤスリで削って作る。
ほぼ全体を荒砥などで研ぐ。
身付きの周辺部、端、裏腰辺りに下地を付ける。
〔乾漆片口〕石膏型を丸ノミで削って溝をつけ、石膏型を取り出す。
目立つムラをヤスリで削り、下地で埋めるなど。

9.23(日)

〔乾漆片口〕昨日、内側から外側半分くらいに1回目の中塗り。
今日、研いでから、外側に黒漆で1回目の中塗り。
*端の上で、手を当てて持つ時に引っかかりにくくなるよう、端に角度をつけ、途中交差させる。
〔乾漆干菓子盆〕(石膏雄型より1個、雌型より2個)地研ぎし、見付け周辺の凹み気味のところに錆。
*8月に作業していたのは、裏ベンガラ朱、表水銀朱で塗り、数日前に完成。

11.10(土)

〔乾漆片口〕外側を浄法寺素黒目漆で上塗。
〔紐胎杯〕内側を浄法寺素黒目漆で上塗。

*ゴミを取り除くのにいつも苦労していた。
ゴミが、取り除くための竹の先よりも、塗った漆のほうにくっ付きやすいから、なかなか取り除けないと考えられる。
先に切込みなどをつけ、ゴミが引っかかりやすくしてみる。

いつもよりは取り除けるような気がしたが、取り除けないままのもかなりあった。

11.11(日)

*昨日の塗りは、朝は光ったまま(14℃、60%)。下に少し湿ったスポンジを入れる。
ファンヒーターの使用もあり、昼に18℃、60%で、大体乾いていた(光っているところもある)。
〔乾漆干菓子盆〕内側に朱漆を塗る。18℃、60%。
*ゴミを取り上げるのが上手くいかず、身付けの漆を浚え、塗りなおす。

上へ

SUNATAの乾漆へ戻る

目次へ戻る

分岐図へ ジオログ

ホームへ

inserted by FC2 system